あじさいの時期に必ず訪れるのが妙法寺。
ここのあじさいのおかげで雨の日が待ち遠しいほど。あじさいは雨じゃないとね。
早朝だと雨音の隙間を縫うように、お堂からお経の唱和が聞こえてきて
厳粛な気持ちで花を鑑賞できます。
自分にとって、初夏の訪れを告げる大切なイベント。
初夏を彩るあじさい、少しでも長く楽しみたところですが、
毎年、突然姿を消すんですよね。
ずっと不思議に思ってましたが、これは株をきちんと剪定しないと
来年きれいに咲かないからだそうです。
ある日を境に視界から忽然と消えるあじさい。
さみしい反面、「季節は進んでるのか、自分も前に行かなきゃなと」と
背中を押される気分にもなります。
このさみしいと前向きがマーブル模様のように混ざり合った渦巻き感情。
これも自分の大切な初夏の風物詩。